vol.1 インディアンの時代
vol.2 植民地時代
vol.3 イギリスからの独立
vol.4 アメリカ合衆国のはじまり
vol.5 西部開拓の時代
vol.6 北部と南部
vol.7 南北戦争
vol.8 合衆国再統一
vol.9 産業革命
vol.10 新移民たち
vol.11 第一次世界大戦
vol.12 繁栄と不況の時代
vol.13 ニューディール政策

 

vol.1 インディアンの時代


先住民族(Native Americans;インディアン)たちは、それぞれ異なる文化、宗教、言語を持ち、武器や食物を作り、部族というまとまった社会を形成していました。各部族にはそれぞれ異なるルールがあり、この部族の中で人々は分担して様々な仕事をこなしていました。北アメリカ全土に渡って多くのインディアンの部族が広がっていました。

Southeastern部族
現在のミシシッピ、ジョージア、アラバマ、フロリダ州などの北アメリカ南東部に部落を形成していました。Creek、Chickasaw、Choctawなどの部族がこれに含まれます。これらの部族は漁や狩りを行い、女が土地を守り、男が家長をつとめていました。
Algonkians部族
主に現在のカナダ北方からアメリカはノース・サウスカロライナ州に広がって部落を形成し、Massachusetts、Pequot、Mohegansなどがこれに含まれます。これらのインディアン達は、狩りや農業をして生活していました。コーンを育て、村に住み、陶器や籠を作っていました。また、貝殻を貨幣代わりに使用(
Wampumと呼ばれた)したりしていました。各部族には、父親からその地位を引き継いだ酋長がいました。
Iroquois部族
現在のニューヨーク、ペンシルバニア、オハイオ州などの森の中に生活していました。Mohawks、Oneidas、Senecasなどの部族がこれに含まれます。彼らは農業を営み、コーンや豆、カボチャなどを育て、漁をしたりシカを狩ったりして生活していました。また、大きな家を建て、そこに住む家族もいました。
Monument Valley


ユタ州とアリゾナ州の州境付近にあるモニュメントバレーは、ナホバ族(Navajo)の居留区内にある。ナホバ族はアメリカ最大の先住民族で、アリゾナ州を中心に居留し、人口は約26万人とされる。伝統文化や自然景観を重んじるため禁酒法を制定し、現在でも居留区内ではアルコールを口にすることができない。
Western Great Lakes部族
現在のミシガン、ミネソタ、イリノイ、ウィスコンシン州の辺りに住んでいました。Sauk、Kaskaskia、Fox、Peoriaなどがこれに含まれます。男は狩りをし、女はコーンや野菜を育て、多くの部族が夏と冬に分けて家を持っていました。
Northwest部族
オレゴンやワシントン州の辺りに部落を形成していました。Tillamook、Nootka、Salishなどの部族もこれに含まれます。彼らはサーモンを捕まえ、
Totem poleと呼ばれる背の高い標柱を作りました。トーテムポールはインディアンの守り神として考えられていました。
Southwest部族
ネバダ、アリゾナ、ニューメキシコ、コロラドなどの南西の地方に住んでいました。Pueblos、Hopi、Navajos、Apachesなどの部族がこれに含まれます。この部族ではそれぞれ異なる特性を持っていました。Pueblosは農業を営み、綿を栽培して洋服を作っていました。Navajosも農業を営んでいましたが、羊、山羊、牛といった家畜も育てていました。Apachesは戦いを好む部族でした。
 最終更新日:2004年1月15日(木) Next