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アメリカと日本のゴルフ場の違い
- Tee Timeの予約
Tee Timeの予約は、クラブハウスに電話をかけて日にちとプレイヤー数、希望時間を伝えるだけです。最近はインターネットで予約できるゴルフ場も増えてきました。値段の高めなところではTee
Timeを保証するためにクレジットカードの番号を聞かれる場合がありますので、手元に用意しておくといいでしょう。また、こういったゴルフ場は必ず明確なCancellation Policyがあります。大抵はプレー日の24時間前、あるいは48時間前までに連絡しないといけない等で、これを怠ると予め伝えたクレジットカードにプレーフィーがチャージされてしまいますので注意しましょう。予約しながらキャンセルの連絡をしなくとも(=No showといいます)何も問われないゴルフ場もありますが、一般社会人としてキャンセルの連絡はきちんとするのが常識です。いずれにしても、初めてのコースはCancellation
Policyをきちんと確認しておきましょう。
(写真:Walt Disney Golf Course@Orlando,Florida) |
- Bag Drop
アメリカの場合、日本の様にキャディーさんがズラリ車寄せでお辞儀をしながら出迎えてくれる・・なんてことは皆無です。大抵の場合は、Bag
Dropと書いてある場所に自分でクラブを下ろします。アメリカのコースは乗用カートが殆どですので、Check
inのあとは自分でクラブをカートに積みます。高級コースやリゾートコースではバッグを取りにきてくれる場合もあり、(カートの)DriverかPassangerかを尋ねられます。個人的にはこの時点でチップは払いませんが、あげている人を見かけたこともあります。
- Check inと支払い
日本の立派な専用カウンターとは異なり、Pro Shop内にある小さなカウンターでCheck
inを行います。また日本の場合、ゴルフ場で受けたサービスの対価としてプレーフィーを払いますので支払いはプレー後になりますが、アメリカの場合は例外なく先払いとなります。支払いと同時に受け取ったレシートは、支払いが終了していることの証としてその後Starterに提示しますので、捨てたりせずにとっておきましょう。また、貴重品の管理は全て個人の責任で行います。
- 服装
行き帰りの服装に関しては特別なルールはなく、日本の様にジャケットを着用する必要はありません。自宅からプレー用の服装に着替え、帰りもそのまま帰ります。高級なゴルフ場であればロッカールームやシャワー室がありますが、そういった設備のないカジュアルなコースが殆どだからです。また、シャワー室があったとしても自宅まで数時間も運転して帰るわけではありませんので、そのまま帰る人が殆どなのです。 プレー中の服装は、基本的にどのゴルフ場もTシャツなどの襟なしシャツとジーンズは厳禁です。日本では半ズボンを着用する場合ハイソックスを履かなければなりませんが、その必要はありません。もちろんそれが本来の適正な服装ですから禁止されているわけではありませんが、半ズボン着用の男性はみんなショートソックスを履いていますので、ハイソックスはかなり浮きます。メタルスパイクは一切禁止です。
(写真:ゴルフ場でワニに遭遇@Orlando,Florida) |
- スタート時間
日本では9ホール終了後に必ず昼食休憩が入るため、予約をIN・OUTコースに振り分けて同時にスタートさせ、昼食後はそれぞれ反対側をまわる仕組みになっています。このため、11時以降にティータイムを設定しているコースは殆どありません。アメリカの場合は18ホール一気にラウンドするためOUTコーススタートのみとなり、日没まで自由にスタート時間を設定できます。
- ラウンドフィー
日本もバブル期に比べれば随分とラウンドフィーが安くなってきたようですが、アメリカには及びません。アメリカの場合、リゾートコースは日本と同等かそれ以上に高かったりしますが、普段使いのゴルフ場では平日で50ドルも払えばそこそこいいゴルフ場でプレーできます。DCエリアのゴルフ場では、ピークシーズンの休日でも100ドルを越すゴルフ場はそう多くありません。上述した様に、スタート時間の設定が日の出から日没まで幅が広いので、同じゴルフ場でも時間帯によってラウンドフィーが異なる場合もあります。例えば、ピークの時間帯前(Early
Bird Rate:8時前に設定しているところが多い)や日没前(Twilight Rate:夏時間の間は2時以降に設定しているところが多い)などはプレーフィーが安くなります。また、半額以下のReplay
Fee(同日2ラウンドする場合の2ラウンド目の料金)を設定しているゴルフ場もあり、料金面だけをとってもアメリカはゴルフを楽しむ人にとっては恵まれた環境にあるといえます。
- セルフプレー
アメリカでは乗用カートによるセルフプレーが殆どです。キャディーが強制的につく場所は殆どありませんが、リクエストすればキャディーがつくコースはあります。(例:Pinehurst@NC)乗用カートには、当日のゴルフ場のコンディションによって細かいルールが決められます。Cart
Path Only(カート道のみ乗用可能)や90°degree(Fairwayへは乗用可能だが、ボールの落下点まではFairwayに対して垂直に入らなければならない)、Fairway
only(ラフを走ったりラフにカートを停めたりしてはいけない)などが一般的です。事前に説明がありますので、よく聞いて必ず守りましょう。
(写真:Fairwayに沿って住宅が建ち並んでいるコースは割と一般的)
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- コースとティーグラウンド
日本のゴルフ場は山を切り開いて作ったコースが多いので、Fairwayが狭くて起伏のあるが一般的です。一方アメリカは、Fairwayが広く視界の開けたコースもあれば日本のように山を切り開いて作ったコースもあり、バラエティに富んでいます。また、アメリカでは個人の技量によってティーの場所を自由に選べますが、日本でバックティーからプレーするのは、仮に出来たとしても申請が必要だったりと簡単なことではありません。
- Rain Check
プレーの途中で雨が降ってきた場合、クラブハウスに出向いて"Can I have a rain check?"と言えば、後日プレー可能な残りホール分のレシート(=Rain Check)を発行してくれます。但し、このRain
Checkはゴルフ場によってポリシーが異なります。大抵の場合、前半9ホール終了後にRain
Checkをもらうというパターンが多く、この場合は殆どのゴルフ場がラウンドフィーの50%分のRain
Checkを発行してくれますが、中には40%分しか発行してくれないところもありました。また、前半4ホール終了してしまったのに18ホール分のRain
Checkを発行してくれたところもありました。尚、プレー前から雨が降っていてもゴルフ場がクローズされない限り予定通りプレーするのが日本。しかしアメリカでは、悪天候による当日キャンセルは当然といった扱いで、キャンセル料をチャージされたことはありません。
- チップ
アメリカの場合、ゴルフ場でもチップが必要な場面があります。よくあるのは、プレー後にクラブを掃除してもらった時。そこそこいいゴルフ場やリゾートコース行くと、18ホール終了後にゴルフ場の人が待ちかまえていてクラブを掃除してくれます。この場合のチップは、バッグ1個につき1〜2ドルが相場です。またアメリカでは日本の様に茶屋がなく、代わりにカートでコース内をまわってドリンク等を売りに来てくれます。個人的にコース上で買い物をすることは殆どない(高いから)のですが、何か買ったときはチップを払っています(あくまでも気持ちです)。この他、キャディーをつけた時(個人的には経験がありません)は必ずチップが必要です。バッグ1個につき20ドルが相場とは聞きますが、ゴルフ場によっても異なるのでCheck inの時にゴルフ場の人に尋ねてみるといいでしょう。キャディーをつけるのはアメリカ人でも慣れていませんので、チップの額について尋ねるのは失礼とは思いません。
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