1860年にAbraham Lincoln(1809-1865)が大統領に選出されると、まもなくしてSouth
Carolina州がアメリカ合衆国から脱退、Georgea州、Texas州などもこれに続き、1861年に軍人だったJefferson
Davis(1808-1889)を大統領とするアメリカ南部連合国(Confederate
States of America)を新たに立ち上げました。彼らは首都をVirginia州のRichmondに移し、Robert
E. Lee(1807-1870)を南軍の将軍に指名しました。
この頃、共和党全体で奴隷制度廃止の気運が高まり、共和党出身のLincolnが大統領に選出されたことで、綿花栽培が中心で奴隷制を推進したい南部連合国とのぶつかり合いがますます激しくなっていきました。1861年4月12日、Lee将軍率いる南軍がついに北部領土を攻撃し、ここに南北戦争が勃発しました。
連合国(南軍)と合衆国(北軍)の両者とも海軍を結成し、海上での戦いも幾度と無く繰り返されました。
最初はLee将軍率いる南軍が優勢でしたが、次第にUlysses S.Grant(1882-1885)将軍が率いる北軍が攻勢に転じていきました。また、北から南に移動しながら戦いを続けていたWilliam
T.Sherman率いる北軍部隊も数々の勝利を収めました。
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