Vol.6  カルピ・・・コ?

最近我が家でブームとなっているのが、昔懐かしいカルピス。風呂上り、カルピスをスパークリングウォーターで割ってカルピスソーダもどきにして飲むのがお気に入りだ。

カルピスといえば、子供の頃によく飲んだ懐かしい思い出がある。あの時代、恐らく子供のいる家庭へのお中元の定番商品でもあったのではないだろうか。成長するにつれてカルピスを飲む機会はめっきり少なくなってしまったが、その後"カルピスウォーター"や"カルピスソーダ"などのカルピス派生商品が次々と開発され、コンビになどで気軽に買える様になった。気がつけば、明治35年に誕生したカルピスは、今年で85周年を迎えるロングセラー商品として未だに根強い人気を誇っている。


さてこのカルピス。アメリカで販売されているものは、商品名がなんと"CALPICO"になっている。カルピスが世に発売されたのが7月7日の七夕であったことから、天の河をイメージする水玉模様を描いたという個性的な包装紙をみれば、それが懐かしのカルピスであることは一目瞭然なのだが、CALPICOとはいかに。

聞くところによれば、当初はアメリカでも"CALPIS"として販売されたらしいが、"PIS"という部分が英語的には"PISS"、つまり"おしっこ"に聞こえてしまうため、飲料水の商品名としてはふさわしくないという理由から"CALPICO"に改称された経緯があるそうだ。後々にこの話に尾ひれがつき、"CALPIS"が"Cow Piss"に聞こえるという話も巷に出回っている。大塚製薬のポカリスエット同様、日本国内で当たり前のように使用されている商品名も、海外進出の際は十分考慮しなくてはならないといういい教訓だ。

ところで、CALPICOのアメリカ国内での売れ行き具合は定かではないが、日系スーパーではなく米系のスーパーマーケットで堂々と売られているから立派なものだ。

 最終更新日:2004年12月27日(月)
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