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2005年9月30日(金) 鳥人(TOTTO)
ミッドタウンの焼き鳥専門店TOTTOへ。ニューヨーク初の本格的地鶏焼き鳥屋ということで、連日行列が絶えないという。7時頃店に着くと既に長い列ができていて、1時間待ちという。席が空いたら連絡をくれると言われ、携帯電話の番号を残して一旦店を後に。なかなか連絡がこないので心配になって8時過ぎに店に戻ったが、ようやく席に案内されたのはそれから約30分後だった。オープンしてからしばらくたつが、人気ぶりは健在のようだ。
カウンターに案内され、ビールで乾杯。冷えた素焼きのコップに注がれ、泡がきめ細かくのど越しがいい。アルコールは、他に梅酒、日本酒、焼酎など。特に日本酒と焼酎は種類が豊富。焼き鳥メニューは、手羽、砂肝、レバー、皮、つくねといった定番メニューが8品。ハツやなんこつ、鴨、牛タンといった限定品も数種類あるが、特になんこつは人気で、早い時間に売切れてしまうので、早めに出かけて限定品から注文するという次回への教訓を得た。焼き鳥はどれも塩が基本。塩は最小量に押さえ、素材の味を大切にしている。ジューシーで柔らかく、どれをとっても日本の焼き鳥屋の味そのものだ。
焼き鳥以外では、水菜サラダと大吟醸豆腐を注文。水菜サラダは、カリカリに炒めたじゃことクリームチーズという意表をついた組み合わせだが、これが実にいい。出来立ての温泉卵と特製のたれを客の目の前で混ぜ合わせ、ドレッシングとして食べる直前に皿にかけてくれたのだが、とろみ加減がたまらない。大吟醸豆腐は、小鍋に入った豆乳を目の前で暖め、出来立ての豆腐を目の前で取り分けてくれる。薬味はなく、少量の塩だけで食べるのがお店のお勧め。つるりとした絹のような食感で、とても上品な味だ。野菜焼きは、一風変わった山芋焼きがお勧め。醤油につけた山芋を串焼きにしたもので、さくさくした歯ごたえが残り、非常に新鮮。そして最後のしめは、鳥雑炊と明太子茶漬けを注文。満腹度は既に200%以上で、オーダーしたことを途中で後悔したが、2品とも文句のつけようがない。特に鶏雑炊は、たっぷりのゴマが入り、薄味の鶏がらスープがとても美味。会計は合計140ドル。アメリカだからといって特別な割高感がなかったのは、お酒を1杯づつしか頼まなかったからだろう。次回も行きたい一押しの店。
Category:Japanese
Location:New York, NY
鳥人(TOTTO)
251 West 55th St. NY, NY10019
Tel 212-245-4555
(7時までは予約可)
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