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2004年2月4日（水）Meskerem
初めてのエチオピア料理に挑戦。Adams Morganにあるエスニックレストランの中でも評判の高い『Meskerem』へ。通算でDC在住5年以上にもなるのに、Adams
Morganにくるのは今日が初めて。渡米直後に通っていたESLの先生が、Adams Morgan地区に駐車しておいた車の窓ガラスを破られ、中に置いていた貴重品を盗まれた・・という事件があり、それ以来Adams
Morgan=危険区域という図式が頭に埋め込まれてしまっていた。メトロからやや行きにくい場所にあることも、足が遠のいていた理由の1つ。しかし、とあるレストラン批評家によると、DCは世界でもローマに次いで質の高いエスニック料理が食べられる街だそうで、その中でも評判の高いこの店にどうしても行ってみたくなった。そうでなくとも、エチオピア料理なんぞ日本では滅多に食べられないのだから。
扉をあけると、そこはレストランというよりもサロンの様な雰囲気。普通のテーブルとは違い、かなり低めの小さな丸テーブルを囲んで料理を頂く。「エチオピア料理は初めて」と言うと、Meskerem Messob（写真/2人用のプレートで23ドル）を勧められる。エチオピアの最も伝統的な家庭料理と言われる煮込み料理（Watt）を数種類盛り合わせたもので、主に牛、チキン、ラムを煮込んだものが多い。香辛料の利いたカレーの様なものだが、辛い後味は残らない。これを「インジェラ」というクレープ状の食べ物ですくって食べるのがエチオピア流。ナイフとフォークは使わない。インジェラは、テフという粒の細かい穀物を発酵させて作ったエチオピアの主食で、酸味のあるのが特徴。皿の上にある味のしみたインジェラも最後に食べるそうだが、かなりお腹が一杯で、とてもそこまでは手が出ない。ドリンクに注文したホットティーは、ティーバッグ自体はごく普通のLiptonの紅茶であったが、カップに注がれた湯にはクローブの実が入っていて、独特の香りと味がする。そのままで飲んでも美味しそうなので、結局最後までティーバッグは使用せず。なかなか満足。話のネタにあなたも是非。
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