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Vol.3 ドライブスルースターバックス
つい最近郊外をドライブしていた時、初めてドライブスルーのスターバックスを見かけた。ファーストフードやATM、ドラッグストアのドライブスルーは今では当たり前。特に子連れのファミリーにはドライブスルーが好評らしい。
米国では、車中に幼児だけを残して親がその場を離れることは育児放棄や幼児虐待とみなされ、立派な違法行為にあたる。「ほんのちょっとだけだから・・」と幼児を残して離れたすきに警察に通報され、何ヶ月も子供との面会すら認められないというケースもある。とはいえ、コーヒー1杯買うため、例えば昼寝中の乳児をカーシートごと持ち出して店に行くのは難儀な仕事だ。ドライブスルーは、そんな子連れのファミリーにも客層を広げたいという狙いがある。車での生活が中心の米国人が、怠惰で歩きたがらないことが理由ではなかったのだ。
調べてみると、米国では1994年からスターバックスドライブスルーの出店を開始。2003年2月の段階で既に310店舗を展開しているという。実は日本でも2003年3月、茨城県内にドライブスルー1号店が誕生していた。以降、地方を中心にジリジリと出店を計画中とか。米国でも日本でも、今やスターバックスはかつての"都市型でオシャレ"なイメージではない。アメリカではハイウェイのインターチェンジにまで店舗を拡大。日本では"オシャレな街の象徴"だったのが店舗の乱立により希少価値がなくなった。しかし、一般化するのはそんなに悪いことではないかもしれない。ドライブで疲れた時こそ、この1杯がありがたい。
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