Vol.1  がんばれ伊藤園

伊藤園アメリカがニューヨークのアッパーイーストサイドにショップとレストランをOpenしたと聞いたのは、2002年春ぐらいだったように記憶している。そしてその約1年後、伊藤園がニューヨークを中心にお茶のペットボトルを販売開始したと聞き、是非販売経路をワシントンDCエリアにも拡大して欲しいと期待した。日本にいれば、例えばちょっと喉が乾いたという時、自動販売機でもコンビニでもどこでもお茶が買えた。緑茶、ほうじ茶、ウーロン茶、麦茶、どくだみ茶、黒豆茶。数を上げたらきりがないほど多種多様で、お茶のマーケット規模は年々増加傾向にあった。ところがアメリカでは、コーラ、ジンジャエール、スプライトは当たり前のように手に入っても、日本のお茶と同等のものはそうそう簡単には手に入らない。喉が乾いたなという時に、Unsweetなアイスティーが飲めればラッキーな方で、大抵は砂糖入りの炭酸飲料、どうしても嫌な時は薄いコーヒーかミネラルウォーターで手を打つほかない。だからそのニュースを聞いたとき、「やるな伊藤園!」と興奮したのをはっきり覚えている。

そして2004年7月初頭。普段から利用している近所のグロッサリーストアで、ついにそれを見つけた。伊藤園のペットボトル入りのお茶だ。アジアングロッサリーでは以前から2倍近い値段で輸入物は手に入った。今回は、ごく普通の米系グロッサリーストアで北米市場向けに売り出し中の商品が販売されていたということが最大のポイント。あまりに嬉しくて、その場にあった全4種類を各1つづつ買ってみた。1本1.75ドル。決して安いとは言えないが、こういうものがごく普通のグロッサリーストアで売り出し始めたのはまさに革命的なこと。

伊藤園アメリカが北米市場に売り出しているお茶は現在6種類。うち2種類はアメリカのみで販売されているお茶で、これが早くも逆輸入されてSONY Plaza等で売られている。残りの4種類は、お〜いお茶、金の烏龍茶など伊藤園の人気商品をそのまま採用。普段は家でお茶を煮だして冷茶を作るのでわざわざ不経済なペットボトルのお茶を買うこともなかろうが、こういった商品がどんどんポピュラーになり、アメリカのコンビニでも自動販売機でも、あるいはWhole Saleなどでも扱うようになってくれたら・・と期待して、伊藤園アメリカを応援せずにはいられない。

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伊藤園ホームページ
http://www.itoen.com
http://www.itoen.co.jp
 最終更新日:2004年7月17日(土)
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