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ショッピングの心得アメリカ編
- Sales Tax
Sales Taxとは、品物の購入にかかる物品税のことです。税率は州によって、あるいは同州内でも地域によって異なる場合もあります(例:New
York)。ワシントンDCのSales Taxは5.75%、周辺のメリーランド州とバージニア州は5%ですが、購入の対象となる品物の種類によって更に税率が異なる場合もあります。例えば、スーパーマーケット等で購入した食料品にかかる税金は、ワシントンDCとメリーランド州の場合は無税ですが、バージニア州の場合は2.5%課税されます。尚、レストランでの飲食にかかる税金は、これとは税率が異なります。詳しくはレストラン情報の飲食税をご参照ください。
- 返品システム
アメリカでは、一旦購入した品物の返品は消費者の当然の権利として認められています。レシートさえ手元にあれば、商品代金は戻ってくると考えていいでしょう。但し、明示されているReturn
Policyにあてはまらない場合はこの限りではありません。一方、これだけ返品が容易にできるということは逆に、新品のつもりで自分が購入したものが、返品された品物だったということもあり得ます。つまり、故障品の可能性がありますので、買い手は品物を選ぶときに注意が必要です。
- Rain Check
辞書によると、Rain Checkとは『売り切れ特売品後日購買券』とあります。セール対象商品が売り切れになった時に出される引換券で、後日同商品が入荷した時に同条件で購入できる権利と考えてよいでしょう。アメリカではこのRain
Checkのシステムが発達していますので、日本のようにセール当日慌ててお店に駆け込まなくとも大丈夫。セール品が売り切れの場合は、カスタマーサービスに出向いて該当商品のRain
Checkをもらっておけば、後になっても対象商品が同じ値段で購入できるありがたい習慣です。
余談ですが、口語英語でも「Rain Check」を使った表現があります。例えば、食事や映画に誘われて都合が悪い時、「またにしてもらえませんか?」という意味で"Can
I get a rain check?"と使ったりするようです。また、ゴルフのプレー中に雨が降ってきてしまった場合、「Rain
Checkを下さい」というと、少なくとも残り9ホール分を振り替えしてもらえます。
- クーポン券
DCエリアで最も発行部数の多い新聞紙"Washington Post"の日曜版には広告がたくさん入ってきますが、この中に必ずいくつかクーポン券を見かけます。指定商品や、特定店の買い物合計額がいくらか割引になるというもので、これを利用しない手はありません。因みにアメリカでは、クーポン券の回収率はわずか数パーセントで、統計的には意外にも中流階級以上の人の使用が多いそうです。
- ダブルクーポン
SAFEWAYやGIANTなど、ごく一般的なアメリカのスーパーマーケットでは、50セント以下のクーポン券は割引が倍になります。これを"ダブルクーポン"といいます。25セントの割引券は50セント引きになり、50セント引きの割引券は1ドル引きになる仕組みです。但し、お店によってはこの特典を受けられる曜日を指定していることもあるようです。
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- Paper or plastic?
主にスーパーマーケットのレジで、"Paper or plastic?"と聞かれることがあります(例:WHOLE FOODS)。初めて聞かれると戸惑いますが、これは単に、買った品物を入れる袋は紙製とビニール製のどちらがいいかを確認しているだけです。希望する方をレジの人に伝えましょう。
- Mail-in Rebate
たまにMail-in Rebateという言葉を見かけます。商品を購入後、必要な書類(主に商品のパッケージについているバーコードや購入時のレシート等)を送ると、いくらかキャッシュバックされるシステムのことです。手続きはごく簡単ですので、自分の購入した商品がこのMail-in
Rebateの対象になっている場合は、是非キャッシュバックしてもらいましょう。大抵の場合、キャッシュバックは小切手が送られてきますが、小切手の換金には期間が設けられていますので注意が必要です。
- Sale
アメリカでは、季節を問わず祝日にからめてセールをやるようですが、その中でも大きなイベントといえば、After
Thanksgiving SaleとAfter Christmas Saleでしょうか。前者は毎年Thanksgiving
Dayの翌日から始まるセールで、1年の中でも最も高い割引率が期待できます。"Early
Bird Sale"として早朝6時、7時といった早い時間にOpenし時間限定で特定商品を売る店では、開店前から多くの人が列を作ることもあります。後者は、毎年12月26日から始まるセールです。どちらもアメリカの国民行事と言っていいほどの盛り上がりで、どこもかなり混雑します。いずれの場合もWashington Postに広告が入ってきますので、当日慌てないように計画を立てておくといいでしょう。
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