2005年9月29日(木) HONMURA-AN(本むら庵)

人間ドッグ受診のため訪れたニューヨークで本格的手打ち蕎麦を堪能するため、荻窪に本店を構える大正13年創業の老舗店『本むら庵』へ。洒落たカフェ風の店内で、ニューヨークではいまや健康食としての位置づけを確立した手打ち蕎麦に誰もが舌鼓を打っている。日本人よりもむしろアメリカ人の方が圧倒的に多く、席に案内されるまでしばらく待たされた。厨房に近いフロアの隅には蕎麦打ち用の麺台が置かれ、ここで毎日蕎麦を打っているらしい。

着席するなり暖かい"おしぼり"を手渡され、日本式のサービスに心が落ち着く。メニューをしばし眺め、前菜として厚焼き玉子と冷奴をオーダー。どことなく懐かしい味のする厚焼き玉子は、軽く添えられた大根おろしと一緒にさっぱりと頂く。最高に美味しい。冷奴は、新潟県西蒲原郡産大豆を使用したという素材にこだわった手作りの品。大豆の味がしっかりと残り、醤油がなくともそのままいける。メインは山菜蕎麦。明朝の検査のことを考慮して、あえて軽めのメニューを選んだ。蕎麦がポロポロとちぎれやすいのが気になるが、そば粉を通常よりも荒く挽いているそうで、恐らくそれが原因か。そば粉8割に対してつなぎは2割。10月末から1ヶ月ほどは「新そば」が楽しめるそうで、この時期はつなぎを1割程度におさえるそうだ。蕎麦の味は、香りが若干少ないが、味は文句なし。正直、これだけ質の高い蕎麦を日本国外で食べることができるとは、想像だにしなかった。わさびは当然生わさびを使用。つゆは甘めで、とろみのある蕎麦湯との相性が最高にいい。デザートには、抹茶アイスと、日本から直送したという抹茶ロールケーキをオーダー。抹茶の味、色、香りが全てしっかり残ったさすがの1品。値段は高めという評判だが、DCではあり得ない本格的手打ち蕎麦に、個人的には大満足。

Category:Japanese
Location:New York, NY


HONMURA-AN(本むら庵)
170 Mercer St.
New York, NY
Tel 212-334-5253
http://www.honmura-an.com/


 最終更新日:2005年11月25日(金)
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