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Party Animalsとは? |
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2002年の春以降、ワシントンDCの町のいたるところでたくさんのゾウとロバを見かけました。これは、2001年9月11日の同時多発テロ以降激減した観光客を呼び戻すために企画されたキャンペーンで、これらのゾウやロバはParty
Animalsと呼ばれ、その個性的な姿で道行く人を楽しませてくれました。
Partyとは「政党」を意味し、ゾウとロバはアメリカの2大政党のシンボル、つまりゾウは共和党(The
Republican Party)、ロバは民主党(The Democratic Party)を象徴する動物として知られており、これがParty
Animalsと呼ばれる所以です。キャンペーンには政治的な背景は全くありませんが、政治的なメッセージがこめられた作品として出展許可がなかなか下りずに問題となったケースもあったようです。
Party Animalsは同年秋まで展示された後オークションにかけられ、キャンペーンのお務めを無事果たしました。主催者はThe
District of Columbia Commission on the Arts and Humanities(DCCAH)で、ゾウとロバの制作を担当したアーティストたちのプロモーションにも一役買い、オークションで集められた120万ドルはアーティストたちの教育・奨学プログラム等に利用されるようです。
展示された作品はゾウ100頭、ロバ100頭の合計200頭で、現在はそれぞれの作品の落札者の元で平穏無事に(?)暮らしていることと思います。残念ながら全てを撮影することはできませんでしたが、一部を掲載していますのでお楽しみください。
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